イルミネーションを眺めて考えたこと
今、私の目の前には光り輝くイルミネーションが燦々と広がっている
冬の寒さは徐々に指先の感覚を奪い、私の体内にはただ数時間前に終了した部活による疲労だけが、泥のように沈んでいる
男女一対になって辺りをゆったりと浮遊する人々の目には、私のことなど映ってはいない
孤独を意識するようになって、何度目の冬だろう
何度過ごしても、この寒さにはなれることが出来ないままだ
去年の冬も同じように思っていた気がする
1年間、求め続けて、そして今年も手に入らなかった幸せ
2100
という数字がふと浮かんだ
またこの数字も、1年間手に入らなかった
2100
なぜこうも惹き付けられるのだろう
極端な例を出そう
全員が1戦目からレート2100でスタートするとすればどうだろう
きっと初めこそ面白がるが、しばらくすればそんな状況にも慣れてしまう
そして私はより高い数字を欲してしまう
つまるところ私が欲しいのは「数字」ではなく「希少性」であり「強さ」なのだと思う
では「強さ」というものは、「数字」によって単純に表すことの出来るものなのだろうか
そもそもポケモンをやり始めた理由は「強さ」が欲しいからのみだったろうか
「数字」を追い続けて、「数字」に囚われてしまった私は、大切なものを見失っていたのかもしれない
ただ私はこうも思う
好きなポケモンを好きなように使って結果が出なかった時、勝てなかった理由が「好きだったから」では、あんまりではないか
「ポケモンたちは本当に頑張ってくれたと思います」「構築に自信はあったのですが」「結果が出なかったのは、自分の実力不足です」
同じ台詞を何度も吐くうちに、いつしか私は慣れていた
負けることに慣れてしまっていた
強くなりたい
結局これが、私の偽らざる本音なのだと思う
あと1ヶ月、頑張ろう
環境考察、意見交換、構築相談を一緒にしてくださる方いらっしゃればお願いしますm(_ _)m
おわり
次回はもっと中身のある記事を書こう