有象無象
S5ではメガボーマンダの場への居座り性能に着目し、毒菱と組み合わせることでその崩し性能を大幅に底上げすることを主眼において構築を組んだが思ったような結果が残せなかった。
しかし、試行錯誤過程で生まれた有象無象の数々は公開に値するものだと感じたので供養の意味も込めてここに書き記す。
カプ・コケコ@エレキシード
エレキメーカー
臆病
173-×-106-126-96-192
(220-×-4-84-4-196+)
H-B
C
めざめるパワー氷+毒ダメージ1回でD4振りガブリアス確定
S
最速ゲッコウガ抜き
10万ボルト めざめるパワー氷 瞑想 羽休め
エレキシードコケコの記事でSをゲッコウガ抜きまで伸ばしているものが見当たらなかったので考案。毒菱さえ撒いておけば後出しスカガブを狩れるが環境の地面枠はグライオンとランドロスにシフトしていた。(ランドロスはスカーフ以外なら致命傷、グライオンは後出しに瞑想を合わせられれば突破可能)
展開が安定している反面、火力が乏しいポリゴンZのような印象。Zを消費しないことも差別点か。
カミツルギ@2分の1回復木の実
ビーストブースト
陽気
140-210-156-×-68-173
(44-68-32-×-132-228+)
H
回復効率最大の4n
H-B
特化メガガルーラのグロウパンチ+不意打ちを木の実込み確定耐え
H-D
無補正ウツロイドのパワージェム最高乱数2連以外耐え
S
準速メガボーマンダ抜き
A
余り
スマホ リフブレ 身代わり ハサミギロチン
鋼絡みのサイクルを強引に崩すために採用。
身代わりは様子見やギロチンの試行回数を稼ぐのに使える他、木の実との相性もよく身代わりと組み合わせることで擬似的な2耐えを実現する立ち回りを可能にした。
2分の1回復木の実には可能性を感じるので、考察を進めていきたい。
ポリゴンZ@ノーマルZ
適応力
臆病
191-×-99-156-96-147
(244-×-68-4-4-188+)
H
16n-1
H-B
Zテクスチャー後に身代わり+特化ミミッキュのじゃれつく+かげうち確定耐え
H-D
テクスチャー前C83ドヒドイデの熱湯を身代わりが最高乱数以外耐え
S
最速80属抜き
C
端数(+1適応力悪の波動でH252ギルガルド確定)
悪の波動 自己再生 身代わり テクスチャー
身代わり再生を両立させるため1WのポリゴンZを採用したかった。無効タイプがなく鋼に通ることを評価して悪の波動を採用。
ナットレイやマンムーにも通るのが強かったが、10万ボルト+れいとうビームの技範囲が欲しい場面も多かった。
努力値振りはテクスチャーのタイミングで後出されるミミッキュを想定したのだが不利対面でも積み技警戒で突っ張られることや、ミミッキュに身代わりのタイミングで呪われることも多く調整が役立つことはほぼ無かった。しかしそれらを加味してもこのポケモンは強くZ積み技の威力を感じた。
駄文ついでに昨季の総括を少し。
昨季はかなり早い段階から毒菱+ボーマンダの並びに着目し様々な構築を試したが最終的には積み+回復技を毒菱と組み合わせるという発想に落ち着いた。上記のカプ・コケコとポリゴンZを採用した構築で2000手前までは2度行ったものの回線落ちと負けによって2000に達成することが出来なかった。
勝ちきれなかった原因としてはギミックを盲信するあまり裏選出を十分に練ることが出ず不安定な構築になってしまったことと、終盤に増えたモロバレル、想像以上に多かったドヒドイデ、その他依然として構築に一体は採用されていた鋼枠や、地面枠で採用されていたランドロス及びグライオンの隆盛により毒菱が通らないパーティーが多く、またボーマンダが明確なメタの対象として認識されており動かしづらくなっていた等、シーズン終盤の環境に構築が合っていなかったことがあげられる。
しかし一方で普段使ってこなかったギミックに挑戦し、ボーマンダというポケモンを真剣に考察することが出来たのは今後の成長に繋がると信じているので、今シーズンこそは必ず結果を出して笑顔でサンムーンの環境を締めくくりたい。
Special Thanks
シーズン終盤に快くめざ氷コケコを貸してくださったわりばしさん