オバケと兎と時々おまる。最高2040最終1955
S8お疲れ様でした。実に10ヶ月ぶりにレート2000を達成したので、使用した構築を記事にしようと思います。
(以下常体)
<構築作成の経緯>
シーズン序盤から友人のふたば君に様々なアドバイスを貰いながらレートに潜っていた。中盤になり構築の方向を決定する上で、彼からの助言の中から「ゲッコウガを中心に動く環境は続くだろう」という所に着目しゲッコウガ入り、ゲッコウガ対策入りの両方に強い構築を組もうと考えた。
現環境における主なゲッコウガ対策として挙げられるのは
・上から一撃で倒す(コケコ、スカーフ)
の2つだったので、そのいずれにも強く出ることが出来、かつゲッコウガに対しても安定して強いと言えるトリックルーム+妖Zマリルリの採用をまず決定し、広い範囲にこちらのコンセプトを通していくことが出来る並びとしてメガゲンガー+ポリゴン2+マリルリの並びを基本選出として決定した。
基本選出で崩せない受け回しに対する駒としてキノガッサ、構築全体の耐性を整えてサイクルを回すことが出来るランドロス、タイプの保管が取れてかつここまでで厳しいレヒレ+鋼に対して相手の予想の外からの崩しを遂行できるヒードランを採用して構築が完成した。
<個別紹介>
@メガストーン
特性 のろわれボディ→影踏み
性格 臆病
実数値(努力値)
135-×-101-222-115-200
(0-×-4-252-0-252+)
技構成
シャドーボール ヘドロ爆弾
トリックルーム 道連れ
今の環境は相手の構築を見て考慮しなくてはならない要素が非常に多く、自分のスキルでその全てに対応することは難しいと感じたため、広い範囲に1:1以上の仕事が期待できる道連れメガゲンガーを採用。
中盤以降数を増やしたフシギバナやヒードラン入りのサイクルパに対する負担を考慮して火力に振り切った。
S上昇系の積み技を絡めてゲンガーを処理してこようとする相手に大して非常に刺さりがよく、マリルリと合わせて相手のボーマンダにはかなり強く立ち回ることができた。
特性 ダウンロード
性格 控えめ
実数値(努力値)※王冠使用個体
191-×-110-167-122-80
(244-×-0-212+-52-0)
H-D 特化テテフのフィールド下サイキネを2耐え
技構成
トライアタック シャドーボール
目覚めるパワー炎 トリックルーム
ゲンガーの裏に添えるトリル枠として長年使い慣れてきたポリゴン2を採用。めざ炎によってマリゲンでの突破が難しいナットレイを処理することが出来るのも強み。
耐久が高く、強引な受け出しからトリックルームを展開できるので腐りにくかった。
スカーフを持ったテテフが環境にそこまでいなかったこともあり、ゲンガーテテフ対面は道連れを押していたのだが万一スカーフテテフに当たってしまった時に切り替えせるようDに振ってシャドーボールを持たせた。
グロスにも打てるのが偉かった。
@フェアリーZ
特性 ちからもち
性格 意地っ張り
実数値(努力値)
179-112-128-×-101-71
(28-252+-220-×-4-4)
H-D 特化テテフのフィールド下サイキネを確定耐え
技構成
アクアブレイク じゃれつく
ばかぢから アクアジェット
トリルエース。可愛らしい見た目とアニメーションからは想像出来ないフェアリーZの火力は、リザXすらも一撃で消し飛ばす。
技構成、努力値振りはオーソドックスなもので特に語るべきところもないが、ゲッコウガ受けに採用される水枠はDに厚いものが多く物理で高火力を出せる水ポケモンは比較的刺さりが良かった印象。
炎タイプへの安易な受け出しは、火傷状態を招くので注意が必要だった。
特性 テクニシャン
性格 意地っ張り
実数値(努力値)
135-200-101-×-80-122
(0-252+-4-×-0-252)
技構成
種マシンガン マッハパンチ
剣の舞 キノコの胞子
試合を対面的に動かしたい時や受け回しを崩す時に選出したポケモン。剣舞種マシンガンの威力は素晴らしく、自覚もあったので使用感はよかった。
オニゴーリの身代わりに合わせて投げて次の守る読みで剣舞を決めるとほとんど勝てたが1度だけ交換読み零度が突き刺さって萎えた。
岩石封じを採用しない以上陽気で運用するメリットは薄いと考えたのだが、相手のガッサが少し重めだったので最速をとるか耐久に振るのも一考。
特性 威嚇
性格 意地っ張り
実数値(努力値)
165-216-111-×-105-138
(4-252+-4-×-36-212)
S 最速135属抜き
技構成
地震 とんぼがえり
いわなだれ †大爆発†
サイクルを回しながらスイープも可能な地面枠。タイプと特性の優秀さは言わずもがなのもので耐性の整っていないこの構築でサイクルを回す上で大切な駒だった。
既存の技構成では一撃で落とすことの出来ないラティアスやランドロスと言ったポケモン達に対して1:1を取ったり、カバルドンの欠伸ループを抜けることの出来る手段として最後の技スペースに大爆発を採用。スカーフ大爆発は考慮されることがなく、ストッパーとしての性能に磨きがかかったと思う。
@ホノオZ
特性 貰い火
性格 控えめ
実数値(努力値)※王冠使用個体
167-×-127-198-128-129
(4-×-4-236+-12-252)
技構成
目覚めるパワー氷 日本晴れ
シーズン中の深夜に考案したやべえやつ。
やりたいことは以下の調整意図を見ていただきたい。
調整意図
C 11n、H252レヒレに対し
交代際にマグマストームを当てる
→拘束ダメージ→残飯回復
→日本晴れを打つ
→相手の水技を等倍で受ける
→拘束ダメージ→残飯回復
で確定
S 準速、環境にいる大体のレヒレ抜き
日本晴れZ後最速ゲッコウガ抜き抜き
B<D、H端数
鋼+レヒレのような並びに対してヒードラン入りのサイクルが振りをとってしまうと感じ、レヒレをヒードランで倒すことを目標として考案した。
ヒードランの水に対する役割破壊は草Zソーラービームが有名だが、Zが交代などで透かされてしまうとヒードランは完全にレヒレへの有効打を失ってしまうため、試合の形成が一気に不利になってしまう。そこでレヒレの交代を許さないマグマストーム+ソーラービームでレヒレを確実に仕留めようと考えた。
日本晴れZがS一段階上昇であることを知ったので、ゲッコウガも狩れるんじゃないかということで持ち物はホノオZ。命中不安なマグマストームを一度なら必中で打つことが出来るのも大きい。
某有名強者の本家ロリコンレヒレを吹き飛ばしたり、不快な氷顔面ポケモンを守る読み日本晴れZから消し炭に出来たので採用したこと自体には満足しているが、もう少し代わりがいたような気がしないでもない()。
<雑感>
表選出に関しては、選出のパワーを落とすことなく相手の考慮外の勝ち筋を通せたと思う。最終日まで順調にレートを伸ばすことが出来ていたのだが、最終日でのレート1900台トレーナーとの対戦成績が5分くらいだったため、1勝1敗を繰り返しながらズルズルとレートを落としてしまった。
課題と収穫の両方を得ることが出来、また久しぶりに2000台での緊張感ある戦いをすることが出来たので楽しかった。
ここ数シーズンの自分は不甲斐ない成績ばかりが続き、本当に悔しい思いをしてきたのですが、そんな自分を見限らずに構築や情報をくれたふたば君を始め、応援してくださった方々、対戦してくださった方々に改めて感謝申し上げます。皆さんには助けられてばかりでしたが、結果が出ない悔しさで一杯になってしまい、お礼を言うことが出来ていなかった非礼をお許しください。
<結果>
TN Run Melos
最高2040 最終1955
最高レート時の画像↓
300人規模の仲間大会「ウルトラサックーカップ」
戦績10勝0敗、レート1639で優勝。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
筆者@someman_poke