チンパン厨パ S17使用最高2070最終2011
※構築名に使用している"厨パ"という言葉についてですが、広義的解釈の上で使用しており、厳密には"対面構築"と呼ばれるものであることをご了承ください。
S17お疲れ様でした。今季はORAS最終シーズンということで、結果にこだわりたいと思っていた矢先に、愛用していたクチートの軸としての弱さ(主に命中不安)に直面してしまい、レート終了1週間前から技構成を命中安定技で固められる上に、現環境トップクラスの性能を誇るガルーラを軸に据えて構築を組み始めました。(対麺厨のくせに対面構築使えないやろっていう風評を覆したかったのが7割くらい)
それでは構築紹介に移ります。
<個別紹介>※以下、採用順での紹介
@ガルーラナイト
性格 意地っ張り
特性 肝っ玉→親子愛
実数値(努力値)※メガ進化後のみ記載
197(132)-194(252)-130(76)-✕-121(4)-126(44)
技構成
猫だまし 捨て身タックル 地震 冷パン
調整はこちらからお借りしました。
ガルクレセドラン - 立ち回り甘めガルクレセドラン - 立ち回り甘め
構築の軸となるポケモン。19くらいまでは陽気ASを使っていたが、ABガルーラが多かったので吹き飛ばすための意地猫捨て身を採用。丁度いい調整を探していたところ、上記のブログの調整に感銘を受け、拝借する次第となった。
命中安定で幅広い技範囲を持つこのポケモンは、とても選出しやすく、今まで使いこなせなかったのが嘘のように活躍してくれた。ほぼノーリスクで運勝ちを狙うことができるのは、今まで使ってきたどのポケモンにもない強みだと感じた。不意打ちを入れるなら冷凍パンチを切ることになるが非メガゲンガーへの打点が欲しく、切るに切れなかった。
余談になるがこのガルーラは某チーム制大会の賞品で、それを知っている身内には性格がバレる可能性があったのだが、色ガルーラを使うことで、それを打ち消しうるだけの相手に対する精神的アドバンテージ(?)があったと思う。
@ゲンガナイト
性格 臆病
特性 浮遊→影踏み
実数値(努力値)
159(188)-✕-115(116)-191(4)-116(4)-192(196)
技構成
祟目 ヘドロ爆弾 鬼火 道連れ
調整はこちらからお借りしました。
相棒枠自己産色ゲンガー。ガルーラと合わせた時の対応可能範囲の広さと自分が使ってきたという実績もあり、ガルーラとほぼ同時に採用を決めた。
技構成は使い慣れている鬼火祟目と最強の技道連れ、ラストには安定して高い打点を期待でき、面倒なフェアリーや草に打つことができるヘドロ爆弾で確定。調整は、ガルーラを出しにくいバシャーモ入りに対して出していくことができるようB方面に厚めに振った。
多くの物理に対して鬼火→スイクン引きの動きが安定し、両方に一貫する電気を無理矢理影踏みでキャッチしてからの道連れという動きをとって、裏のスイクン@1を通していく
立ち回りがとても強いと感じた。
ガルーラの通しにくいバシャーモ、ルカリオ、ハッサムなどの軸や受けループに対しては積極的に投げて行った。
性格 図太い
特性 プレッシャー
207(252)-✕-183(252)-110-136(4)-105
技構成
熱湯 毒々 リフレクター 眠る
鬼火ゲンガーと相性がよく、現存するゴツメ枠としては最高レベルの誤魔化し、対応範囲のあるゴツメスイクンを削りおよびクッションの枠として採用。現環境における秘密ガルーラは、殆ど猫だましかSのいずれかを切っており、こちら側のガルーラが上から猫騙しをくらった場合には、相手のガルーラを陽気ASと推測することができる。陽気ASガルーラに対してはスイクンが後投げから大きく削ることができるため、その点においてもシナジーが取れていると考えられた。
技構成は、メインウェポンの熱湯、役割集中に強くることのでき後続のタイマン性能を底上げできるリフレクター、リフレクターやゲンガーの鬼火と合わせて相手を積ませることができる眠る、後述するボルトロスの展開を補助し自身も最低限の崩しが行える毒々。
メガ枠どちらとも相性がよく、とても使い勝手が良かった。ただ、選出段階で物理受けとして使うのか、削りとして使うのかをある程度考えておく必要がある。
@食べ残し
性格 穏やか
特性 悪戯心
実数値※非理想個体のため実数値のみ記載
177-✕-105-144-137-131
技構成
放電 毒々 身代わり 守る
一度は使ってみたかった毒ボルト。主にサイクルの中でガルーラを見てくる相手を崩していくために採用した。スイクンか自らのまいた毒から身代わり守るで嵌めていく。安易に選出をすると腐ってしまう可能性があるが、役割を絞って出していくことができれば、かなりの働きを見込むことができる。
相手が深読みをしてくることも多いため、基本的には安定行動をこちらは取っていけばいい。一発目の毒々を外すとかなり大きく削られてしまうため、できることならばスイクンの毒からうまく展開したい。
こちらの並びをバトンバシャ→霊獣ボルトロスで見てくる並びに強く、相手の厄介なバトン展開、害悪戦術に対しては相手を一体落とした後にTODに入ることのできる駒として重宝していた。ゲンガーに滅びがなくバトンに対して弱かったので確率がほぼ絡まないTODという戦術を取ることができるこのポケモンの存在は大きかった。
@こだわりスカーフ
性格 意地っ張り
特性 鮫肌
実数値(努力値)
183-200(252)-115-✕-106(4)-154(252)
技構成
電気の一貫切り、序盤の荒らし、終盤のフィニッシャー、ストッパーなど幅広い役割を持つことができるポケモンとしてスカーフガブリアスを採用。性格については陽気で使っていたが相手のミリ耐えに泣くことが多く、陽気スカガブミラーでも確率として、5割しか勝てないので慣れ親しんだ意地に戻した。
技構成は広い範囲に打点がとれる逆鱗地震、飛行に打っていくストーンエッジまでは確定(威力70命中100の岩技ください。こちらうちおとすを出せます)。最後の一枠に寝言を入れている理由だが、キノガッサ入りのクレセドランに対してスイクンで詰めていく際に重くなるキノガッサの処理ルートを少しでも増やすため。スイクンとキノガッサが対面してしまったときに胞子に対して引ける先がいるというのはとても心強かった。
2070から2100を目指して潜った一戦でストーンエッジを外して100下に負けた戦犯だったが、普段は自覚のある偉い子だった。
@気合の襷
性格 臆病
特性 炎の体
実数値(努力値)※A偶数B30めざ氷個体
161(4)-✕-85-187(252)-125-167(252)
技構成
炎の舞 ギガドレイン めざ氷 蝶の舞
この枠はかなり悩んだが、最終的に襷めざ氷ウルガモスを採用。ボルトスイクンが氷技を切っており、重くなるであろうボーマンダ軸を止められるようにした。両刀バシャーモでない理由は、相手の物理受けに対してできるだけ選出圧力をかけたかったから。
技構成はボーマンダへの打点としてめざ氷、めざ氷と合わせて範囲を広げられる上、自らを回復しながら戦うことのできるギガドレイン、積みエースとしての運用もしたかったので蝶の舞、最後は火炎放射と悩んだが、ワンチャンス生まれる炎の舞にした。
襷を持たせたことで腐りにくくなり、炎の舞によって負け試合を拾うことができたこともあった。19で停滞していた自分をここまで引き上げてくれたのはこのポケモンの力によるところが大きいと考えている。
<総括>
命中不安技を使わずとも、太い勝ち筋を描くことができ、勝てると思った相手との試合はほとんど落とさなかったことがとても大きかった。
だが、クチートを捨てた時点で自分の目標としていた2100を達成することができなかったことは本当に悔しい。最終的に命中不安技に泣いたことで、まだまだ自分の実力不足を実感した。
次回作はまだ買うかどうか決めていないが、もし買うとするなら、多少パワーが低くても命中安定技で技構成が組めるポケモンを主軸に据えて構築を組みたいと思った。
最後になりましたが、一緒にポケモンをしてくれた、いなほ界隈の皆さん、愉快なチンパンたち、最後まで構築相談に乗ってくれたりーくん、仲良くしてくださった皆さん。本当にありがとうございました。S10で初めてポケモンを手にとった時には思いもよらなかったほど、たくさんの喜び、悔しさ、思い出を手にすることができとても幸せでした。
また会える日を楽しみに。それでは。
ご質問、ご指摘は以下のツイッターまで
@pokebozu2000
※9/24追記
ガブリアスの説明部分で一部紛らわしい表現があったので訂正しました。