遥か彼方のサナランド S14最高1978最終1929 真皇杯伍の陣6位
S14お疲れ様でした。今シーズンも終盤の追い込みが足りず、最高1978、最終1929という悔しい結果に終わってしまいましたが、同構築で出場した真皇杯オンライン予選伍の陣にて6位という結果を残すことができたので書き残しておこうと思います。
<個別紹介>(メガポケモンの数値はメガのみ)
@メガ石
性格 控えめ
特性 トレース→フェアリースキン
実数値(努力値)
175(252)-×-86(4)-231(200)-156(4)-126(48)
技構成
ハイボ、サイコショック、挑発、気合玉
調整
こちらに記載されているものを使用させていただきました。
今回の構築の軸でありヒロイン枠。主にクレセリア絡みの構築(クレセドラン等)、受けループを崩すために採用した。
後述するボルトランドのサポートから一貫性をとり、超火力で相手のサイクルを崩壊させる。ただ、今季も対面構築が環境の主流だったので、なかなか選出することができなかった。ゲンガーに変更することも考えたがボルトロスが重くなってしまうため、変えることができなかった。また、自分が可愛いポケモンを主軸に据えないと戦えない病気に罹っているので、シーズン最後までPTに居座り続けた。(クレセリアの冷凍ビームを受けると、4割近い確率で凍ります。)
気合玉ドランに当ててくださいお願いします。
選出率5位(主軸とは)
@メガ石
性格 意地っ張り
特性 猛火→加速
実数値(努力値)
165(76)-233(252)-101(4)-×-101(4)-142(172)
技構成
フレドラ、飛び膝、ストーンエッジ、守る
サーナイト軸を組む際に必要な炎枠、そしてサーナイトを選出できない時の2枠目のメガとして採用。技範囲がとにかく広く、流行りの厨パに対して比較的強く立ち回ることができる。さらには、サーナイトの役割対象である物理受けを呼び、サーナイトが呼ぶ鋼を加速の起点にして抜いて行ける点でも、サーナイトとの保管に優れており、サーナイト軸の炎枠として絶大な信頼を寄せている。
技構成はメインウェポンのフレドラ、連打ができ、ステロと組み合わせて全抜きが狙える飛び膝、S操作用の守る、そして、サブウェポンとしてストーンエッジを採用した。
広い技範囲と高火力メインウェポンを受けきれるポケモンは少なく、大活躍してくれた。間違いなくこの構築のMVPでありエースだったと言える。ただ、最終日はラスト1削れたガブとの対面で膝を折りまくったので、しばらくは使わないと思う。(真皇杯オンライン予選では、8戦中7戦選出した。)
選出率2位
@オボン
性格 図太い
特性 悪戯心
実数値(非理想につき、実数値のみ記載)
184-×-132-146-101-126
技構成
十万V、ボルトチェンジ、めざ氷、電磁波
両エースをサポートしてくれるクッションであり、最も後悔が残っている枠でもある。
実数値を見てもらえればわかるが、厳選時にまさかのS妥協をかましてしまっているため、ボルトロスミラーに確実に負ける。これに気がついたのがシーズン終盤の真皇杯だったので、厳選は間に合わないだろうという謎の自信から潜り続けてしまった。これによって落とした試合は多く、なにより厨パに対して自信を持って選出できないのでこの構築を使いたいという方にはSを甘えない事だけは強く推奨したい。(妥協ダメ。絶対。)
技構成は、サイクル形成のためのボルチェン、ボルチェンが通らない相手に打つめざ氷、S操作かつワンチャンを生み出せる電磁波、太鼓を叩いたマリルリやアローに打っていく十万V。真皇杯では十万V→挑発だったのだが、打つ場面が無かったので居座れる十万Vに変更した。
Sを甘えていたとしても先制電磁波によるごまかし性能は素晴らしく、バシャーモとの相性も良かったのでかなりの頻度で選出していたと思う。(ボルトミラーでガブに引くのやめてください。爆アド取られます。)
選出率3位
@スカーフ
性格 意地っ張り
特性 威嚇
実数値(非理想につき、実数値のみ記載)
134-211-107-×-100-134
技構成
地震、蜻蛉返り、エッジ、叩き落とす
謎調整スカーフランドロス。配分意図は初心者だった頃の自分にでも聞いて欲しい(((
なんと、このランドロスも厳選時にSを甘えているためこのような中途半端なSラインになったと考えられる。もともとはチョッキを持っていたのだが、後述するトリトドンとの関係や、PT全体の足が遅く、サーナイト軸の選出をした際に上から役割集中されると簡単に負けてしまっていたことを加味してスカーフを持たせることになった。
技構成は、メインウェポンの地震、サイクルのために蜻蛉返り、浮いている相手に打つためのストーンエッジまでを確定として、残り1枠は馬鹿力or叩き落とすで選択になると思う。当初は馬鹿力を採用していたが、初手のゲンガー対面で安定して打てる技がなかったので、叩き落とすを採用することになった。
真皇杯オンライン予選最終戦でストーンエッジを全弾命中させ、6位に導いてくれる等、自覚はかなりあったのだが耐久に不安があったことや、自分がスカーフポケモンを使うことに苦手意識を持ってしまっていることからなかなか選出することができなかった。ただ選出できたときは自覚と能力を兼ね備えていたので活躍してくれたとは思う。
選出率6位
性格 呑気
特性 鉄の刺
実数値(努力値)
181(252)-118(28)-198-×-136-22
技構成
ジャイロボール、種ガン、ステロ、宿り木
圧倒的過労死枠。この枠に詰め込みたい要素が多すぎて破綻してしまっている。主に物理に後投げして削り、流し際にステロを撒いて、2サイクル目からは宿り木を撒いて後続の圏内まで相手を削って、最後に相手の物理と1:1交換を取る立ち回りが理想的。ガルーラの炎のパンチは耐えて、返しのジャイロで返り討ちにする姿はとても頼もしく感じられた。(大文字は気合いでかわします)このポケモン最大の弱点は炎4倍弱点なことではなく、地面技が等倍で入ってしまうことだと思った。地震等倍は痛すぎる。
技構成は、メインウェポンのジャイロ、後続サポートのステルスロック、サイクルを有利に進めるための宿り木、非接触草技の種マシンガン。パワーウィップでなく種マシンガンなのは、ナットレイミラーで優位に立つため。
自分のパーティーの、全てのポケモンと相性がよく、こいつを入れておけばある程度のサイクルを作ることができるのでほぼ全てのパーティーに対して選出していた。ステルスロックを撒けるのも、物理を受けきれるのもこいつしかいないので、本当に良く頑張ってくれたと思う。
選出率1位
@突撃チョッキ
性格 控えめ
特性 呼び水
実数値(努力値)
215(228)-×-101(100)-148(180)-102-47(ガルド抜かれ推奨)
技構成
熱湯、大地の力、冷凍ビーム、地割れ
調整
こちらに記載されているものを使用させていただきました。
様々なポケモンを試していくうちにたどり着いた枠。水ロトム、スイクンなどを試したのだが、全くしっくり来なかったので一時は割と真面目にきせきヌマクローを検討するレベルには迷走していた。そんな時に、比較的サイクルにも組み込みやすそうなトリトドンはどうだろうかという発想になり、いろいろな型を試した結果、気付けばランドロスからチョッキを奪い取っていた。
技構成は最も技範囲が広がる3ウェポン+申し訳程度のゲンガナンス対策に地割れ。スイクンに対しては削りを入れたいので大地を打っていた。(舐めた瞑想は見てから地割れで分からせる。)
想像以上に火力が出る上に、役割対象であるゲンガー、ボルトロス、スイクンが引っ込まないので、とても使いやすいと感じた。ただ、物理耐久において少々心もとなく感じたので、Bをガルーラの秘密の力2耐えのラインまで伸ばすことも一考の余地がある。刺さるPTにはとことん刺さるので、ぜひ使ってみて欲しい。最終日一番自覚があったのもこの子。
選出率4位
<基本選出>
・or
厨パ、マンダ軸に対しての選出パターン。ボルトナットで相手を削ってバシャで全抜きを狙っていく。トドン選出時は、相手の炎枠を基本的にはバシャーモで倒す必要があることに注意。
マンダ軸に対しては、マンダを如何に削りバシャのエッジ圏内に入れるかが勝負の分かれ目になる。
・
バシャで崩しきれないクレセ、カバが絡んだPTへの選出パターン。クレセドランはサナが気合玉を当てないと勝てない。
・
対受けループ。害悪に対する基本選出。
害悪に対しては、ナットレイをコピーされないように気を付けつつ、サナで挑発を入れられればだいたい勝てます。(なお威張る)
受けループに対しては、サーナイトで崩すことを念頭に起きつつ、トドンの地割れやナットのゴツメでアドを稼ぎに行く立ち回りをしていました。身代わり縮小ラッキーは運負け。
この3パターンから選出することがほとんどで、6割程度は一番上のパターンで選出していた。
<きついポケモン>
↑正直多すぎて泣けてくる
<まとめ>
サナを使いたいという単純な発想からスタートしたこの構築だったが、2000へ届かせることができず本当に悔しく思っている。今回勝ちきることができなかった原因については、自己分析中でいくつか思い当たる節もあるので、別の記事にてまとめようと考えている。
最後に、真皇杯オンライン予選当日の午前中に突然カラナクシを貸してくれと泣きついた自分に素早く対応してくれた、やくと氏。
そして、いなほ界隈の皆さんに感謝を。
質問ご指摘は以下のTwitterまでよろしくお願いします。
@pokebozu2000