対面構築の難しさ
今季はガルーラを軸にしたPTで回していたのだが、全く安定しない。調子のいい日はすいすいレートが上がるのだが、溶かす日は一気に100近く溶ける。いくら命中不安技を無くしたとはいえ、あまりにも精神衛生上良くないと感じていた。そんな矢先に1800前後で停滞し始め、1650まで一気に溶けたので今季も結局使い慣れたポリクチに戻っている。
ただ逃げただけというのも癪なので、ガルーラ軸について思ったことをちょっとだけ書いておく。
ガルーラ軸の難しさは、「選出時間終了時には試合の8割以上が決まってしまっている」ことにあると思う。ミラーでは特にその傾向が顕著で、初手の出し負けからアドを維持され続け押し負けてしまう展開が非常に多い。
よって試合開始時には試合の流れを予測し把握しなければならない。さらには、構築でも、相手の動きを予測しつつ構築を組まなければいけない。
ここに、サイクルPTと違った難しさがある。サイクル戦では、選出時のアドを取り替えせるだけのターン数。言い換えれば択の数がある。そして、ターン数が多いことからなぜ負けたのかが比較的わかり易い。
よって、潜りながら構築を組むことがしやすい。
一方でガルーラ軸の対面構築では短期決戦になることが多く、その負けの多くが「気がついたら負けていた」という負け方だと感じてしまった。構築段階での問題点も見えにくいので潜りながら構築を作りにくい。
結論をいうと、サイクル脳の自分には対面構築が使いこなせませんでした。はい。
ブログ名変更のお知らせ
「俄な麺のほのぼのポケモン備忘録」というブログ名でやっていましたが、ブログタイトルのあまりのセンスのなさに恥ずかしくて死ぬかと思ったので、変更する運びとなりました。
一般公募にて某害児の人がくれた「台パンするなら麺を打て」が個人的にしっくり来た上にアンケートでも堂々の一位を獲得したので、今後はこちらのブログ名でやっていこうと思います。
今後も皆さんの孵化作業のお供ができるような記事を書いていこうと思います。
命中率
自分の構築力は大したこと無いため、構築段階での目標勝率はだいたい7割くらい。
<殆どの技が命中率100%!
そこから、自分の見えてなかった問題点や、新たに思いついた修正案を付け足していき、レート中盤付近でPTが完成していくというのが最近の流れになってきている。
そして、シーズン終盤を迎えるわけだが、現在自分の目標とするレートは2000であり、それを目指して潜ることになる。
あくまで体感だが、6割勝てるPTを使って潜り続ければシーズン終には2000を達成でき、それに満たない場合は1900台でシーズンを終えてしまう。
この状態で、厨パに6割の勝率を残せると仮定してみる。
同じような現象があちらこちらで起こった場合、勝率は想定していたものより低くなり、結果として目標レートに到達することはできない。
外しを考慮できるほどの構築力がない以上、命中不安技を多数採用したPTをレートにおいて使用するのは、やはり安定した勝率を残すという趣旨から外れてしまうのだと思った。
何より、運負けを自発的に生んでしまう時点でアレ。
<殆どの技が命中率100%!
流行るのも当然だと思う
遥か彼方のサナランド S14最高1978最終1929 真皇杯伍の陣6位
S14お疲れ様でした。今シーズンも終盤の追い込みが足りず、最高1978、最終1929という悔しい結果に終わってしまいましたが、同構築で出場した真皇杯オンライン予選伍の陣にて6位という結果を残すことができたので書き残しておこうと思います。
<個別紹介>(メガポケモンの数値はメガのみ)
@メガ石
性格 控えめ
特性 トレース→フェアリースキン
実数値(努力値)
175(252)-×-86(4)-231(200)-156(4)-126(48)
技構成
ハイボ、サイコショック、挑発、気合玉
調整
こちらに記載されているものを使用させていただきました。
今回の構築の軸でありヒロイン枠。主にクレセリア絡みの構築(クレセドラン等)、受けループを崩すために採用した。
後述するボルトランドのサポートから一貫性をとり、超火力で相手のサイクルを崩壊させる。ただ、今季も対面構築が環境の主流だったので、なかなか選出することができなかった。ゲンガーに変更することも考えたがボルトロスが重くなってしまうため、変えることができなかった。また、自分が可愛いポケモンを主軸に据えないと戦えない病気に罹っているので、シーズン最後までPTに居座り続けた。(クレセリアの冷凍ビームを受けると、4割近い確率で凍ります。)
気合玉ドランに当ててくださいお願いします。
選出率5位(主軸とは)
@メガ石
性格 意地っ張り
特性 猛火→加速
実数値(努力値)
165(76)-233(252)-101(4)-×-101(4)-142(172)
技構成
フレドラ、飛び膝、ストーンエッジ、守る
サーナイト軸を組む際に必要な炎枠、そしてサーナイトを選出できない時の2枠目のメガとして採用。技範囲がとにかく広く、流行りの厨パに対して比較的強く立ち回ることができる。さらには、サーナイトの役割対象である物理受けを呼び、サーナイトが呼ぶ鋼を加速の起点にして抜いて行ける点でも、サーナイトとの保管に優れており、サーナイト軸の炎枠として絶大な信頼を寄せている。
技構成はメインウェポンのフレドラ、連打ができ、ステロと組み合わせて全抜きが狙える飛び膝、S操作用の守る、そして、サブウェポンとしてストーンエッジを採用した。
広い技範囲と高火力メインウェポンを受けきれるポケモンは少なく、大活躍してくれた。間違いなくこの構築のMVPでありエースだったと言える。ただ、最終日はラスト1削れたガブとの対面で膝を折りまくったので、しばらくは使わないと思う。(真皇杯オンライン予選では、8戦中7戦選出した。)
選出率2位
@オボン
性格 図太い
特性 悪戯心
実数値(非理想につき、実数値のみ記載)
184-×-132-146-101-126
技構成
十万V、ボルトチェンジ、めざ氷、電磁波
両エースをサポートしてくれるクッションであり、最も後悔が残っている枠でもある。
実数値を見てもらえればわかるが、厳選時にまさかのS妥協をかましてしまっているため、ボルトロスミラーに確実に負ける。これに気がついたのがシーズン終盤の真皇杯だったので、厳選は間に合わないだろうという謎の自信から潜り続けてしまった。これによって落とした試合は多く、なにより厨パに対して自信を持って選出できないのでこの構築を使いたいという方にはSを甘えない事だけは強く推奨したい。(妥協ダメ。絶対。)
技構成は、サイクル形成のためのボルチェン、ボルチェンが通らない相手に打つめざ氷、S操作かつワンチャンを生み出せる電磁波、太鼓を叩いたマリルリやアローに打っていく十万V。真皇杯では十万V→挑発だったのだが、打つ場面が無かったので居座れる十万Vに変更した。
Sを甘えていたとしても先制電磁波によるごまかし性能は素晴らしく、バシャーモとの相性も良かったのでかなりの頻度で選出していたと思う。(ボルトミラーでガブに引くのやめてください。爆アド取られます。)
選出率3位
@スカーフ
性格 意地っ張り
特性 威嚇
実数値(非理想につき、実数値のみ記載)
134-211-107-×-100-134
技構成
地震、蜻蛉返り、エッジ、叩き落とす
謎調整スカーフランドロス。配分意図は初心者だった頃の自分にでも聞いて欲しい(((
なんと、このランドロスも厳選時にSを甘えているためこのような中途半端なSラインになったと考えられる。もともとはチョッキを持っていたのだが、後述するトリトドンとの関係や、PT全体の足が遅く、サーナイト軸の選出をした際に上から役割集中されると簡単に負けてしまっていたことを加味してスカーフを持たせることになった。
技構成は、メインウェポンの地震、サイクルのために蜻蛉返り、浮いている相手に打つためのストーンエッジまでを確定として、残り1枠は馬鹿力or叩き落とすで選択になると思う。当初は馬鹿力を採用していたが、初手のゲンガー対面で安定して打てる技がなかったので、叩き落とすを採用することになった。
真皇杯オンライン予選最終戦でストーンエッジを全弾命中させ、6位に導いてくれる等、自覚はかなりあったのだが耐久に不安があったことや、自分がスカーフポケモンを使うことに苦手意識を持ってしまっていることからなかなか選出することができなかった。ただ選出できたときは自覚と能力を兼ね備えていたので活躍してくれたとは思う。
選出率6位
性格 呑気
特性 鉄の刺
実数値(努力値)
181(252)-118(28)-198-×-136-22
技構成
ジャイロボール、種ガン、ステロ、宿り木
圧倒的過労死枠。この枠に詰め込みたい要素が多すぎて破綻してしまっている。主に物理に後投げして削り、流し際にステロを撒いて、2サイクル目からは宿り木を撒いて後続の圏内まで相手を削って、最後に相手の物理と1:1交換を取る立ち回りが理想的。ガルーラの炎のパンチは耐えて、返しのジャイロで返り討ちにする姿はとても頼もしく感じられた。(大文字は気合いでかわします)このポケモン最大の弱点は炎4倍弱点なことではなく、地面技が等倍で入ってしまうことだと思った。地震等倍は痛すぎる。
技構成は、メインウェポンのジャイロ、後続サポートのステルスロック、サイクルを有利に進めるための宿り木、非接触草技の種マシンガン。パワーウィップでなく種マシンガンなのは、ナットレイミラーで優位に立つため。
自分のパーティーの、全てのポケモンと相性がよく、こいつを入れておけばある程度のサイクルを作ることができるのでほぼ全てのパーティーに対して選出していた。ステルスロックを撒けるのも、物理を受けきれるのもこいつしかいないので、本当に良く頑張ってくれたと思う。
選出率1位
@突撃チョッキ
性格 控えめ
特性 呼び水
実数値(努力値)
215(228)-×-101(100)-148(180)-102-47(ガルド抜かれ推奨)
技構成
熱湯、大地の力、冷凍ビーム、地割れ
調整
こちらに記載されているものを使用させていただきました。
様々なポケモンを試していくうちにたどり着いた枠。水ロトム、スイクンなどを試したのだが、全くしっくり来なかったので一時は割と真面目にきせきヌマクローを検討するレベルには迷走していた。そんな時に、比較的サイクルにも組み込みやすそうなトリトドンはどうだろうかという発想になり、いろいろな型を試した結果、気付けばランドロスからチョッキを奪い取っていた。
技構成は最も技範囲が広がる3ウェポン+申し訳程度のゲンガナンス対策に地割れ。スイクンに対しては削りを入れたいので大地を打っていた。(舐めた瞑想は見てから地割れで分からせる。)
想像以上に火力が出る上に、役割対象であるゲンガー、ボルトロス、スイクンが引っ込まないので、とても使いやすいと感じた。ただ、物理耐久において少々心もとなく感じたので、Bをガルーラの秘密の力2耐えのラインまで伸ばすことも一考の余地がある。刺さるPTにはとことん刺さるので、ぜひ使ってみて欲しい。最終日一番自覚があったのもこの子。
選出率4位
<基本選出>
・or
厨パ、マンダ軸に対しての選出パターン。ボルトナットで相手を削ってバシャで全抜きを狙っていく。トドン選出時は、相手の炎枠を基本的にはバシャーモで倒す必要があることに注意。
マンダ軸に対しては、マンダを如何に削りバシャのエッジ圏内に入れるかが勝負の分かれ目になる。
・
バシャで崩しきれないクレセ、カバが絡んだPTへの選出パターン。クレセドランはサナが気合玉を当てないと勝てない。
・
対受けループ。害悪に対する基本選出。
害悪に対しては、ナットレイをコピーされないように気を付けつつ、サナで挑発を入れられればだいたい勝てます。(なお威張る)
受けループに対しては、サーナイトで崩すことを念頭に起きつつ、トドンの地割れやナットのゴツメでアドを稼ぎに行く立ち回りをしていました。身代わり縮小ラッキーは運負け。
この3パターンから選出することがほとんどで、6割程度は一番上のパターンで選出していた。
<きついポケモン>
↑正直多すぎて泣けてくる
<まとめ>
サナを使いたいという単純な発想からスタートしたこの構築だったが、2000へ届かせることができず本当に悔しく思っている。今回勝ちきることができなかった原因については、自己分析中でいくつか思い当たる節もあるので、別の記事にてまとめようと考えている。
最後に、真皇杯オンライン予選当日の午前中に突然カラナクシを貸してくれと泣きついた自分に素早く対応してくれた、やくと氏。
そして、いなほ界隈の皆さんに感謝を。
質問ご指摘は以下のTwitterまでよろしくお願いします。
@pokebozu2000
真皇杯オンライン予選伍の陣に出場してきました
3/6に行われた真皇杯オンライン予選伍の陣に出場してきました。
前半4戦を何故か全勝で折り返し、(ジャンケン択めっちゃ勝てました)5戦目のじゃんけんにも勝って、5戦全勝とすると、全勝が自分の他に3人しかおらず(周りは有名人ばかり)、緊張感が高まります。
そして6戦目で、相手を凍らせるもじゃんけんに負けて勝てず(じゃんけんしかしてない)緊張の糸が切れたのか7戦目まで落として5-2に...
そこで、現在順位が10位であることを知り、「あれ?次勝ったら一桁入れんじゃね?」って思った結果何とか勝てて、最終は6勝2敗で6位でした。
嬉しかったですがスタミナ不足を痛感させられ(23:00以降集中力持ちません...)、あこがれの有名強者と同じ舞台で勝負することができいい経験になりました。
いくつか改善すべき点も見つかったので、修正してあと一週間ちょっと頑張ります。
今回の使用構築は、今シーズン使用構築なので、終わったときに発表します。
今季まだまだ潜り続けるので、当たった方はよろしくお願いします。
P.S.当日の昼に突然ポケモン貸してくれと言ったら、瞬時に対応してくれたやくと氏、真皇杯一緒に出てくれた雅氏、ありがとうございました。いなほ界隈素晴らしいです(・ω・)
現環境における結論眼鏡シャンデラの調整案
現環境で使っていけそうな調整がどこにもなかったので、現環境を意識しつつ、最も数学的に美しくなるような調整を考察した。
@こだわりメガネ
特性 もらいびorすり抜け
性格 控えめ
実数値(努力値)
159(188)-×-111(4)-209(196)-112(12)-114(108)
H:16n-1
C:11n
S:凍える風一回でガブリアスを抜けるスイク ン抜き
BD端数振りでD>B
そのため今回意識したのは、甘えたスイクンを許さないこと。
Sラインを伸ばすことで上からのシャドーボール2発で吹き飛ばせるようにした。
また、これによりほぼ全ての耐久ポケモンの上を取ることができたのが大きい。
現環境でシャンデラを使うなら、絶対にここまでSラインを伸ばすべきだと感じた。
技構成に関しても書きたいのだが、試行錯誤中であることと、今シーズンも沢山のTwitterフォロワーの皆さんと当たることを考えると今季最後か、こいつを捨てるときにまた書こうと思う。
質問、ご指摘はお手数ですが下のTwitterまで
@pokebozu2000
賢いポリクチの作り方
3ヶ月近くポリクチを使って、そこそこの結果が出たので、軸として使ってきた奴らについてだらだらと。
@メガ石
@こだわり鉢巻
@メガ石
意地HA
じゃれつく、叩き、不意打ち、剣舞
控えめHC
トラアタ、シャドボ、めざ炎、トリル
まずは、軸となる二体。
クチートは最高火力のじゃれつく。先制技の不意打ち。命中安定で裏のゴツメが落とせるはたきおとす。自身の突破力を上げ、勝ち筋が増やせる剣の舞
で技スペースが無くなる。
シャドーボール→冷凍ビームはゲンガーと打ち合えなくなる。
(マンダ、ガブ対面では基本的にCが上がる上にトラアタでほぼ確定2発が取れているので用が足りる。)
この2体を軸として構築を組み始めた時に、厳しくなってくるポケモンがこいつら。
(HDのみ)
地面ポケモンに関しては、マンムーガブは、ポリ2がトリルを貼りながら突破できるカモなのだが、ランドロスはチョッキもたれて叩き→地震でポリ2が処理されたあとクチートにも威嚇を撒かれるのでかなり厳しい。炎タイプは大体きついですね。はい。
メガバシャは威嚇込みのフレドラでもメガクチートが6割の乱数で持っていかれ、ポリ2も膝で死んでしまうので完全に天敵である。
腕白HB
滝登り、氷の牙、挑発、電磁波
上記の条件を全て満たしつつ威嚇、電磁波でクチートのサポートができる。正直この枠はギャラドス以外使えない程にこのポケモンを信頼している。スイクンだとなんらかのダメージが入った瞬間にバシャーモの膝が受からなくなり、ブルンゲルだとランドが受からない。トリックルームパーティーに電磁波採用は一見アンチシナジーに見えるが、ギャラドスを投げる時にトリックルームは殆ど残っていないので、トリル→クチートで暴れる→ギャラドスで受けて、電磁波→クチートで〆
という勝ち筋を作ることができる。
弱点としては、ステロのダメージが痛いこと、耐久が威嚇依存なので連続して数体を相手できないことなどだろうか。
@こだわり鉢巻
意地AS
逆鱗、地震、エッジ、ダブチョor炎の牙
地面枠であり崩しの駒。このポケモンの強さは今更説明するまでもないだろう。
このポケモンを採用するメリットは単なる地面枠にとどまらず、
・対策しきれているとは言い難い毒守ガルドを上から一撃で吹き飛ばす。
・ポリクチが出しにくいクチート入りに対して強気に選出することができる。
等の点において非常に優秀である。
ラムも持ち物の候補には入るが、有利対面を作れた時のアドの大きさと、物理受けを吹き飛ばす快感を一度味わってしまうとなかなかやめられないのが現状である。
ダブルチョップは、胞子の一貫がある場合は採用すべき技でそれ以外であれば炎の牙の方が汎用性が高い。
ADでなく、ASなのは、控えめサザンとHDアローの上を取るため。
ここまでが、自分がポリクチを組む時の軸となる。残りの二体の決め方だが、以下の条件を満たせるように組んでいきたい。
・害悪系統に隙を見せないこと
(ポリクチは皆に嵌められる)
・相手のボルトロス、ゲンガーに弱くはないこと(鉢巻ガブはボルトにやられる。ゲンガーより足が遅いので全員が1:1取られる)
・所謂「厨パ」に対して選出の選択肢足り得ること
(ポリクチvs厨パは体感6割程度しか勝てないので、選択肢は多い方がいい)
簡単に纏めるとエースのクチートには最も安定した勝ち筋ができるだけ多く作れる技構成。
ポリ2も、技範囲を広げつつ、クチートの処理しづらい相手を処理or削る。
質問などありましたらお手数ですが下記のTwitterまで
@pokebozu2000